幼なじみ≒恋人
告白
「行ってきま~す」
玄関を出てそのまま玄関の塀にもたれ掛かる
俺の名前は【工藤春斗(クドウハルト)】
朝からサボろうとしてるわけじゃないぞっ
「おはよ~春斗。また遅れちゃった…」
「ホント毎朝何やってんだよ;」
「だって…」
この可愛いのが【栗原梨杞(クリハラリコ)】
幼なじみで
俺の好きな人ー…
まぁ、梨杞は全く気付いてないけどな;
俺達は同じ学校に通ってるから毎朝一緒に登校して帰りも一緒
梨杞を一人で行かせるとすぐに変な男が寄って来るんだよなぁ…
梨杞可愛いから…
「春斗、置いてくよ~」
梨杞はそう言ってスタスタ歩いてく
「あっ、おい待てよ…」
学校までは歩いて20分ぐらいだ
その間他愛ない話をする
梨杞はいつもニコニコ笑いながら聞いてくれて
俺は一日でこの時間が1番好きだ
あっ、あと帰りも♪
学校に着くと男どもの視線が梨杞に集中する
俺は梨杞を見てる奴ら全員を睨む
梨杞は俺のだからって意味を込めて
教室に着くまでに
「春斗おはよ」
って何人の女に声をかけられたことか…
まぁ、全部シカトだけど(笑)
俺は梨杞と話したいんだよ!!
その間に梨杞はいつも先に行く
梨杞は俺のことどう思ってんのかな?
学校ではほとんど話さないし
目もあわせない……
「はぁー…」
「溜め息つくと幸せが逃げるぞっ(笑)」
こいつは【鈴木透(スズキトオル)】
俺の親友だ☆
「幸せは…もう逃げた」
はぁー…
俺の幸せの時間まであと8時間もあるよ……