幼なじみ≒恋人


バタンー…



「梨杞〜!?」



さっきまで居たところにいない



あれっ…??



「いたー…」


辺りを探すと
うずくまってしゃがみ込んでる梨杞を見つけた


「梨杞…あのさぁー…」


「死に…そう………」


えっ??

今なんて??



確か「死にそう」って聞こえたよな??



マジで調子悪かったのかよ


「梨杞!?大丈夫か!??」


顔を覗き込もうとしゃがんだら



「うわっ…」



痛い…;;

おもっきり梨杞に抱き着かれて

押し倒された


「捕まえた」


「梨杞!??」


まったくこの状況を理解できないんだけど…;;



「春斗…すごい変な顔してるよ」


「だっ…梨…杞が…」



だめだぁー
言葉にならねぇー;;



「ヒッ…ック春…斗……」



「どおした梨杞??大丈夫か??」



「春斗のバカッ!!大丈夫じゃないよ…死にそうだったんだから…」



「どっか調子悪いのか??」
梨杞を抱きしめながら聞くと


「春斗がどっかいっちゃうから…」


「俺が??」



「春斗がいないとあたし死んじゃうも…んッ…ぁッ…」


涙目で顔赤くしてこんなこと言われたら

理性なんてなくなるでしょ??
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