幼なじみ≒恋人


やっちまったぁ…


梨杞はキスしてるの見られたら困るんだよな

だからこうなったわけで…


「わりぃー…;;梨杞が可愛こと言うからさっ…」

つい嬉しくなって



下向いて何も言わないけど怒ってんのか??



「あたしのこと…好き??」

まかこんなこと聞かれると思わなかった

怒られると思ってたし;;



キスしたい気持ちを必死に抑えて


「好きだょ」
しっかりと梨杞を抱きしめた



「ねぇ…春斗??もっかいキスして……」


一瞬耳を疑った…

キスされるの嫌がってたのに急にどうしたんだ??


「梨杞…熱でもあるのか??」


「ないょ……」



わからない…
俺を突き飛ばすぐらい嫌がってたのに


「春斗…あたしにキスするの嫌??」



「嫌なわけないだろ!?」

こっちはめちゃめちゃキスしたいの抑えてんのに



「じゃぁどうしてしてくれないの??」



「誰かに見られたらどうすんだ??梨杞は見られたくないやつがいるんだろ??」



「それは……」


いっそそいつは男かどうか聞けたらすっきりするんだけどな……


それに一回拒否されるとまた拒否されるんじゃないかって恐いんだよ…
< 15 / 38 >

この作品をシェア

pagetop