幼なじみ≒恋人



「春斗、あのね…」


暫くすると梨杞が
すごく元気がない声で話し出した

「どうした??」


「プレゼントを…まだ用意してないの…」



あまりに深刻そうな顔してるから

何を言い出すかと思ったら


「別にいいよ。もうもらったから☆」


「えっ…!?」



「これで十分だから」



俺のこと思って
作ってくれたんだろうし


これを作ってる間
梨杞の頭の中は
俺で一杯だろ??


それってなんか嬉しいじゃん♪♪



「ダメッ!!誕生日は大切な日なんだよ。プレゼントがなきゃ……」



「あははっ」


やべっ;;
思わず吹き出しちまった;;


「な…何で笑うの??あたし…変なこと言ってる??」

あちゃー…
今にも泣き出しそうだよ;;



「梨杞の言ってることはあってるよ」


「じゃぁ…何で??」



「梨杞は覚えてないかもしれないけど、昔も同じようなこと言ってたんだよ!!」


「えっ…」



「梨杞は変わらないなぁ〜って思ったら笑えてきたんだよ。背も低いままだしっ(笑)」


背が低いところも可愛いんだけどなッ☆



「一言余分!!あの頃よりは大きくなったもん。」
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