幼なじみ≒恋人




「やっべー…」


気付くとかなり長い間風呂に入ってた


軽くのぼせたか?
ちょっとクラクラするし…








「なんで真っ暗…?」


フラフラとリビングに行くと
そこにいるはずの梨杞がいないー…


もしかして…帰った??





玄関には

「靴は…ある」



一応この家には居るか…

じゃぁ二階か?




二階に上がると俺の部屋のドアが少し開いていた


「梨杞?」


ドアを開けると
そこに梨杞がいてちょっと安心



窓から夜空を見上げてる梨杞


月明かりに照らされてすごく綺麗で大人っぽく感じた
いつもと雰囲気が違うから暫く見とれてた




でもちらっと見えた梨杞の顔



悲しそうな顔をしてる…?






「何考えてんの?」


そう聞きながら後ろから抱きしめた



「月が綺麗だなぁって」


「そうだな…」



ちょうど満月なのか丸い月が夜空に浮かんでる



「ねぇ春斗…怒ってる?」



「ん…?なんで俺が怒らないといけないんだ?」



「あたしがプレゼント用意してなかったから…さっきは態度が素っ気なかったし…」


「怒ってないよ」



「じゃぁなんで素っ気なかったの?」
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