幼なじみ≒恋人
ハァ…ハァッ……
屋上のドアを開けるとそこには
梨杞の周りを囲むようにして数人の先輩がいた
梨杞は下を向いてて…
泣いて…る…?
「あんたさぁ~この前うちらが言ったこと覚えてる?」
この前!?
まえにも呼出しされてたのか?
「春斗はあんたが傍にいることに迷惑してるんだからもう近づかないでよ!」
この言葉で俺はキレたー…
はぁ!?
いつ俺がそんなこと言ったんだよ!?
迷惑?そんな風に思ったことなんて一度もねぇーんだよ!!
「誰がいつそんなこと言ったんだよっ!!」
いっせいに視線が俺に集中して
俺を見た先輩たちはかなりうろたえてた
「だから、誰がそんなこと言ったわけ?」
「ごめん…なさい…でも…この子いつも春斗といるから…」
「だから何?俺が誰といようとお前らには関係ないだろっ!!」
「ごめん…なさい…」
そう言って泣き出したけど俺にはそんなの関係ないね
「二度と俺と梨杞の前に現れんなっ!」
「わかった…」
「あっ、これからは俺の名前も呼ばないでね。お前らに名前呼ばれんの気持ち悪いから」
先輩達は泣きながら屋上から出て行ったー…