幼なじみ≒恋人
午後の授業をすべて終わらせ俺は保健室に直行した
梨杞はまだ気持ち良さそうに寝てた
まだ寝てんのかよ(笑)
先生の言う通り最近梨杞は寝てなかったのかもしれない
目の下にくまらしきものもあるし…
なにより疲れきった顔をしてる
「工藤君もうきてたの?栗原さんはまだ寝てるわね…そろそろ起こそうかしら?」
「俺がおぶって帰るんで起こさなくていいですよ。気持ち良さそうに寝てるところを起こすのは可哀相だから…」
「大丈夫??」
「これくらい平気です。」
梨杞の部屋に入るのは久しぶりだった
梨杞は俺の部屋によく来るけどな;
俺は慎重に梨杞をベットに寝かせ
ベットの横に腰を下ろして梨杞の顔を眺めてた
俺…変態じゃん;
「…ん……っ」
「おっ!起きたか?」
「は…春斗…?」
梨杞は今の状況がわかってないみたいだ
まっ、当たり前だよな
「昼休みに屋上で倒れたの覚えてるか?だから保健室に連れてったんだ。放課後になっても起きないから俺がおぶって帰ってきた」
「そうなんだ…ごめんね。迷惑…かけて…」
そのあと暫くの間沈黙が続いた
「なぁ…梨杞、最近のお前は元気なさ過ぎ。なんか悩みがあるなら俺に言えよ…」
「春…斗?」
「どうして先輩達に呼び出しされたこと言わなかったんだ?」