幼なじみ≒恋人
「俺迷惑なんて思ってねぇーよ」
「えっ…!?ほんと…?」
涙目の梨杞に見つめられてドキッとした
「あぁ、ほんと。それに……好きな女のことを迷惑だって言う男がどこにいんだよ!!」
「…えっ?春…斗?」
「朝は好きな女に早く会いたいから外で待つし、男なら好きな女を守りたいって思うのは当然だろっ?」
梨杞はすごく驚いた顔をしてる
まぁ、俺の気持ちに全く気付いてなかったから当然か…
俺は梨杞の目を見てしっかりと自分の気持ちを伝えたー…
「梨杞鈍いから気付いてないと思うけど…俺は梨杞が好きだ。だから迷惑なんて思ったこと一度もない。迷惑だったらこんなにずっとそばにいたりしない。」
「ほ…ほんと?あたしのこと…好き?」
「好きだよ!!」
「春斗!!」
「なっ…梨杞!?」
いきなり梨杞に抱き着かれてテンパる俺;
「鈍いのは春斗も一緒だよ」
えっ…?
それってー…
梨杞が耳元で囁いた
"あたしも春斗が好きだよ"
「本気で言ってんの?」
「あたし冗談でこんなこと言わないもんッ!!」
梨杞は俺から離れてそっぽを向いてしまった…