【完】俺のこと、好きでしょ?
助けてくれたのは
それからというもの、あたしは暇を持て余していた。
昼休みに先生に呼び出されたら、喜んで雑用をしに向かった。
それ以外のときは、ぼんやりとして過ごすことが多くなった。
もう少しで、球技大会当日を迎える。
梓もそろそろ展覧会の絵が完成すると言っていた。
ちなみに展覧会は、球技大会のある週の休日の土曜日に行われるらしい。
梓に、もしよかったら観に来ないかと誘われて、あたしは喜んでその誘いを受けた。
今から楽しみだなぁ。