【完】俺のこと、好きでしょ?
Chapter*4
初デートでハプニング!?
いろんなことが目まぐるしく過ぎて行き、やってきました夏休み。
あたしは初日から、罪悪感を抱えたまま、とあるところで、とある人物を待っていた。
待ち合わせ場所は、ここで間違いないはず……。
それにしても、どうしてこんな中途半端な時間なんだろう……?
『15時、最寄り駅の噴水の前に集合』
電話越しに言われた言葉に、あたしは昨日の夜の出来事を思い返していた――。
期末テストの結果もそこそこに、あたしは終業式を迎えることができた。
その夜、石原くんからメッセが届き、テストの結果が良かったことと、追試と補修を免れたことに感謝された。
そして、大事な話という例の件に関しての話題を持ち出され、早速、明日……すなわち夏休み初日に遊びに行かないかと誘われたのだが……。