a piece of you
prologue
大学1年の春。
入学して3週間が経つ頃。
周りはとても騒がしかった。
新しい環境、新しい学校、新しい友達…
これからここでどんなことがあるのか、期待に満ち溢れてキラキラと輝いていた。
でもその光はどこにでもあるものじゃない。
俺は知っている。
暗くて何も見えない、光なんて一切見えない孤独。
"もうあの頃には戻りたくない"