夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~
翌日
「え!?由梨も部活で出し物するの!?」
「“も”って事は……真希も!?」
なんとバレー部である由梨もクラスの参加ではなく部活で文化祭に参加するそうだ。
「文化祭シーズンは準備で部活出来ないじゃん?
だから皆、泳ぐ為に出し物を考えたって訳」
「わぁ~ウチと一緒だ。
練習するために“バレー教室”をやるみたい」
由梨の言葉に思わず苦笑いを浮かべた。
同じすぎて笑えない。
「バレー部の先輩たちもこの前の大会の結果がキタみたいでさ。
目の色変わっちゃって……」
確か3位だっけ?私と同じだ。
ますます笑えない。
「まぁお互い頑張ろう!
真希と一緒に出来なくて残念だけど真希も部活参加なら良かった!」
「私もそれ思った!お互い頑張ろうね!」
2人で笑いながら話していればあちこちから視線を感じた。
あっ、しまった。
私は急いで視線を前に向ける。
「……」
するとニコッと笑う先生が目に映った。
すっかり忘れていた。
今が授業中だという事を。
しかも蒼井先生の授業だ。
「高瀬さん?
後で数学準備室まで来て下さい」
「……なぜ私だけ……」
「何か言いましたか?」
「い……いえ何でも!!」
思わず漏れた言葉に先生の顔が変わった。
悪戯っ子の様な顔に私はブンブンと首を横に振る。
「なら良いです」
先生が悪戯っ子みたいに笑う時は逆らわない方が身のためだ。
そう思いながらも頬が緩む。
先生に怒られるのは嫌いではない。
だって私の事をきちんと見ていてくれるという事が分かるから。
「……ラブラブってか?」
後ろから聞こえる由梨のからかう声。
小さすぎて私にしか届いていない。
「ちょっと無視~?」
「……うるさい」
私が口を開いた時だった。
「高瀬さん」
「……すみません……」
また怒られた。
先生、由梨を注意してください。
私は悪くないです、たぶん。
「え!?由梨も部活で出し物するの!?」
「“も”って事は……真希も!?」
なんとバレー部である由梨もクラスの参加ではなく部活で文化祭に参加するそうだ。
「文化祭シーズンは準備で部活出来ないじゃん?
だから皆、泳ぐ為に出し物を考えたって訳」
「わぁ~ウチと一緒だ。
練習するために“バレー教室”をやるみたい」
由梨の言葉に思わず苦笑いを浮かべた。
同じすぎて笑えない。
「バレー部の先輩たちもこの前の大会の結果がキタみたいでさ。
目の色変わっちゃって……」
確か3位だっけ?私と同じだ。
ますます笑えない。
「まぁお互い頑張ろう!
真希と一緒に出来なくて残念だけど真希も部活参加なら良かった!」
「私もそれ思った!お互い頑張ろうね!」
2人で笑いながら話していればあちこちから視線を感じた。
あっ、しまった。
私は急いで視線を前に向ける。
「……」
するとニコッと笑う先生が目に映った。
すっかり忘れていた。
今が授業中だという事を。
しかも蒼井先生の授業だ。
「高瀬さん?
後で数学準備室まで来て下さい」
「……なぜ私だけ……」
「何か言いましたか?」
「い……いえ何でも!!」
思わず漏れた言葉に先生の顔が変わった。
悪戯っ子の様な顔に私はブンブンと首を横に振る。
「なら良いです」
先生が悪戯っ子みたいに笑う時は逆らわない方が身のためだ。
そう思いながらも頬が緩む。
先生に怒られるのは嫌いではない。
だって私の事をきちんと見ていてくれるという事が分かるから。
「……ラブラブってか?」
後ろから聞こえる由梨のからかう声。
小さすぎて私にしか届いていない。
「ちょっと無視~?」
「……うるさい」
私が口を開いた時だった。
「高瀬さん」
「……すみません……」
また怒られた。
先生、由梨を注意してください。
私は悪くないです、たぶん。