夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~
その日の夜
私はベッドに寝転びながら今日の出来事を思い浮かべていた。
水泳部、か。
あんなに大嫌いだったはずなのに私の胸や頭からは今日の光景が離れない。
楽しそうに、気持ち良さそうに、泳ぐ人の姿。
泳ぐ度に飛び交う雫。
バシャバシャと響く激しい音。
思い出すだけで胸が熱くなる。
「……」
私は立ち上がって部屋の隅にあったガラスケースに近付く。
中にはトロフィーやらメダルやら賞状など、私の人生の誇りが飾られている。
これは全部、小学生や、中学生の時に貰ったもの。
水泳の大会で。
「……あの頃は……。
本気で水泳と向き合ってたな……」
目を瞑り思い出すのは水泳が大好きだった時の私の姿。
『絶対に新記録だす!!』
『やった!
自己ベスト更新した!!』
『泳ぐのってやっぱり楽しい!』
あの頃の私は純粋に水泳が大好きで泳ぐ事が1番の生甲斐だった。
『真希!アンタやっぱり天才!』
『さすが女子水泳部のエース!!』
水泳部の皆と目指すのは全国大会で日本1を目指して頑張ってきた。
それなのに。
『やっ……やめてください!
三井先生……!!』
『お前だって俺とこういう関係になる事を望んでるんだろう?
女なんてみんな一緒だ』
アイツのせいで。
『俺たちが相手になってあげるよ』
『可愛かったよ真希ちゃん!!』
アイツらのせいで。
私たち女子部員の夢が水泳に対する想いが全て奪われたんだ。
私はベッドに寝転びながら今日の出来事を思い浮かべていた。
水泳部、か。
あんなに大嫌いだったはずなのに私の胸や頭からは今日の光景が離れない。
楽しそうに、気持ち良さそうに、泳ぐ人の姿。
泳ぐ度に飛び交う雫。
バシャバシャと響く激しい音。
思い出すだけで胸が熱くなる。
「……」
私は立ち上がって部屋の隅にあったガラスケースに近付く。
中にはトロフィーやらメダルやら賞状など、私の人生の誇りが飾られている。
これは全部、小学生や、中学生の時に貰ったもの。
水泳の大会で。
「……あの頃は……。
本気で水泳と向き合ってたな……」
目を瞑り思い出すのは水泳が大好きだった時の私の姿。
『絶対に新記録だす!!』
『やった!
自己ベスト更新した!!』
『泳ぐのってやっぱり楽しい!』
あの頃の私は純粋に水泳が大好きで泳ぐ事が1番の生甲斐だった。
『真希!アンタやっぱり天才!』
『さすが女子水泳部のエース!!』
水泳部の皆と目指すのは全国大会で日本1を目指して頑張ってきた。
それなのに。
『やっ……やめてください!
三井先生……!!』
『お前だって俺とこういう関係になる事を望んでるんだろう?
女なんてみんな一緒だ』
アイツのせいで。
『俺たちが相手になってあげるよ』
『可愛かったよ真希ちゃん!!』
アイツらのせいで。
私たち女子部員の夢が水泳に対する想いが全て奪われたんだ。