夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~
忌まわしき過去
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「真希!アンタまた優勝!?」
中学2年の水泳大会でもう何度目か分からない優勝を勝ち取った私。
友達はビックリした様な嬉しそうな顔で私を囲んでいた。
幼稚園の頃から私は水泳が大好きで
毎日毎日ジムや水泳教室で泳ぎまくっていた。
小学校からずっと水泳部に所属し“水泳馬鹿”と周りから噂されるほど私は有名になっていた。
「ふふっ!私って天才かも~」
冗談半分に言えば友達はからかいながらも最後にはこう言うんだ。
“荒城中学の天才少女”
最初は水泳部員だけに言われていたけどそれはだんだんと広がり学校中へ更には他校へと広がっていった。
雑誌や新聞にも大きく取り上げられるようになり私は一躍スポットライトを浴びた。
「ってか真希がいれば全国も夢じゃないよね!!」
「“夢”?違う違う!叶えようよ!皆でさ!!」
私が通っていた荒城中学の女子水泳部は人数は少なかったが実力はあった。
大きな大会で何度も優勝をするような有名な学校だった。
まあ、実力以前に皆水泳が大好きなんだけどね。
水泳が大好きだからこそ厳しい練習にも耐えれたし辛い事があっても皆で乗り越えてきた。
でもあの制度が私たちの人生を無茶苦茶にしたんだ。
「今……なんて言いました?」
目の前に気まずそうに立っている顧問の先生に私や女子部員は問いかける。
「……水泳部の男女混合が決まった」
「混合って……」
「仕方ないだろう。水泳協会が決めた事だ」
顧問の話によると。
年々、水泳人口が減っていき男女別々では部活が成立しなくなってしまう。
だから男女混合の部活にすることで水泳部の存続を守ろうとしているらしい。
「真希!アンタまた優勝!?」
中学2年の水泳大会でもう何度目か分からない優勝を勝ち取った私。
友達はビックリした様な嬉しそうな顔で私を囲んでいた。
幼稚園の頃から私は水泳が大好きで
毎日毎日ジムや水泳教室で泳ぎまくっていた。
小学校からずっと水泳部に所属し“水泳馬鹿”と周りから噂されるほど私は有名になっていた。
「ふふっ!私って天才かも~」
冗談半分に言えば友達はからかいながらも最後にはこう言うんだ。
“荒城中学の天才少女”
最初は水泳部員だけに言われていたけどそれはだんだんと広がり学校中へ更には他校へと広がっていった。
雑誌や新聞にも大きく取り上げられるようになり私は一躍スポットライトを浴びた。
「ってか真希がいれば全国も夢じゃないよね!!」
「“夢”?違う違う!叶えようよ!皆でさ!!」
私が通っていた荒城中学の女子水泳部は人数は少なかったが実力はあった。
大きな大会で何度も優勝をするような有名な学校だった。
まあ、実力以前に皆水泳が大好きなんだけどね。
水泳が大好きだからこそ厳しい練習にも耐えれたし辛い事があっても皆で乗り越えてきた。
でもあの制度が私たちの人生を無茶苦茶にしたんだ。
「今……なんて言いました?」
目の前に気まずそうに立っている顧問の先生に私や女子部員は問いかける。
「……水泳部の男女混合が決まった」
「混合って……」
「仕方ないだろう。水泳協会が決めた事だ」
顧問の話によると。
年々、水泳人口が減っていき男女別々では部活が成立しなくなってしまう。
だから男女混合の部活にすることで水泳部の存続を守ろうとしているらしい。