夢が繋げた未来~何度倒れても諦めないで~
「真希ちゃん……もっと楽しませてよ」

「相変わらずスタイルイイね~」

「胸もデカいし~」


厭らしい目で私を見る男たちを睨みプールサイドまで逃げる様に泳いだ。


「待ってよ~!」


追いかけてくる男たち。
私のスピードに追い付けるはずもなく私は無事にプールサイドへと上がった。

でも……。

ガクガクと震える足が思う様に動かず私はその場でしゃがみ込んでしまう。


「何でよ……動いてよっ……!!」


自分の足を叩きながら叫ぶ。
でもその声すら震えていてみっともないくらいだった。
ジワリと涙が浮かび胸も苦しくなっていく。


「やっと追いついた~」

「大人しく……って震えて動けないか!」

「可愛いな~」


男たちが近付いてくるのがぼやけて見える。


「じゃあ……一緒に楽しもうか」

「や……やめて……」


怪しい声が聞こえ私は床へと押し倒された。
ああ、私はこの人たちに襲われるんだ。

もう何も見たくない。
その一心で固く目を瞑った。
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