青空の下で
色んな管や機械をつけられた匠海さんは痛々しくて顔を背けたくなった。


「楓ちゃん、もう遅いしお家の方心配するから帰っていいよ」


そういわれても心配でしたかがない、ここにいても何も出来ないかも知れないが、ここに居たい。


「わたしがここに居ますので、帰って少し休んで下さい」


「でもね~」


みんなに分かって欲しいわたしの本当の気持ち、本人に伝える前に家族に言うのは間違っているかもしれない、でも言わなきゃいけない気がした


「実は、匠海さんが事故に会ったって電話をもらったときにわたしが思ったことは…」

家族のみんなが真剣な顔をしてみている。


「もう会えなくなるかもって、そしたら匠海さんのことで悩んで居たことは好きって気持ちなんだって気付いたんです。だから…」


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