青空の下で
真澄さんは優しい顔になり、夜勤明けだからと家に戻って行った。


暫くして匠磨さんが来た。


「匠海どう?」


「まだ眠ってる。」


「そっか~」


「楓ちゃん家に帰らなくて大丈夫?」


「匠海さんとちゃんと話ができるまでいます。」


「たく…ま?」


目を覚ました匠海さんに匠磨さんも安心した表情を見せた。


「まだ起きれないけど起きれるようになったら、覚悟しとけよ」


やっぱり兄弟って良いなぁ~


「かえ…で…ちゃん」

「はい」


「ありが…とう…」


わたしはトイレに駆け込んで声を押し殺してし泣いた。


もう話せないそう思ってた。


また一緒に遊べる日がくるんだ。


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