青空の下で
よほど、わたしの話が気になるのか、驚異的な早さで怪我をなおし、リハビリも人一倍頑張った匠海さんはわずか2ヶ月で退院した。

退院の日、退院祝いをするからと河尻家に招待された。


「こんばんは~」


「楓ちゃん、いらっしゃい」


出迎えくれたのはお姉さんの朱音さんだった。


「匠海にまだ気持ち伝えてないの?」


その一言で、顔が真っ赤になるのが分かった。


「まだです。でも今度二人で遊ぶ約束をしたんです」


「楓ちゃんやるう~」

「姉ちゃん、はじめるよ。」


家の中に通された。


リビングの入ってビックリ!!


お母さんの手作りと思われる豪華な料理が並んでいた。


「今日はお招き頂きありがとうございます」

「挨拶は良いから、座って」


「はい」


こうして始まった退院祝い。


楽しい時間はアッと言う間に過ぎていき、時計を見たら夜の9時を回っていた。


「じゃあ、わたしそろそろ失礼します。」


「俺送って来る」


「匠海さんは退院したばかりだから良いですよ」


どうしてもと言う匠海さんに負けて送って貰うことにした
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