Reason
『俺は、生徒会入るのいいと思うよ!
もしかしたらチャンスかもしれないよ!
あかりんのその人が苦手なのを
直せる絶好のいい機会じゃんか!!』
まるで自分のことのように喜んで
わたしの事を応援してくれた。
わたしはこの宿屋くんの笑顔、
すごく大好きだ。
宿屋くんと会ってから
つまらなかった学校が
毎日楽しく感じるんだ。
心にぽっかり空いていた穴を
宿屋くんが埋めていてくれた。
「いつもありがとう、宿屋くん…」
恥ずかしくて、小声になった声は
宿屋くんの耳には届かず、
何て言った?って聞かれたけど
ナイショ。って答えた。