Reason



もうすぐで駅につく。

アイスがまだ食べきれてないわたしは

急いで食べようと夢中になってた。



「っ、うわっ!?」


『うおっ!?』



足元の小さな段差に気付かず

躓いてしまった。

間一髪、転ばなかったけど

アイスのスプーンを落としそうになり

掴んだら、手が汚れてしまった。



『あははっ笑

ほんと、あかりんおっちょこちょい笑』


そう言いながら宿屋くんは

カバンからティッシュを取り出し、

優しくわたしの手を掴んで拭いた。



「えっ!!/////いいよ宿屋くん!

自分で拭けるよ!!//////」


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