Reason
『確かに茜が来なくなったら
人手不足で困るな…ちぇっ』
白石くんはどうやら
諦めてくれたと思っていたら、
『茜が俺のこと龍也って呼ばねぇと
返事しないからな』
これはまた1段と
いじわるな笑みを浮かべながら
俺は引かねぇと付け足した。
「え、返事してくれないのは困る…」
悩みに悩んだ末、
「明日からは頑張って呼ぶから
今日は許して!!お願い!!」
顔の前で両手を合わせ
全力でお願いのポーズをした。
『しょーがねぇな。
明日の朝クラスで会うのが
今から楽しみだな笑』
なんでこんな白石くんは
わたしにいじわるなんだ…!!!