アイドル君と私


「すみません…お調べしたんですが、こちらの雑誌の先月号は当店にはもう在庫の方はないですね」


「あっ…そうですか?」


「はい…すみません、で、もし日にち大丈夫でしたら他店に在庫があったので取り寄せる事も出来ますけど?」


「そうなんですか?」


「はいっ」


「じゃあ、日にち大丈夫なんでお願いしてもいいですか?」


「分かりました、そうしましたら伝票にお名前とか書いて頂きたいんですが、宜しいですか?」


「えっ?あ―……はい」


「それではこちらにお願いします」


私はサービスカウンターに男の人を案内した。


何か…戸惑ってる様子だったけど大丈夫だったのかな?


そして私の前で男の人が座って伝票を書いている。


この人…。


やっぱりどっかで…?


「…お願いします」


「あっ…はい!」


声をかけられ、私は慌てて伝票を受け取った。


伝票を見て…私はビックリする。



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