アイドル君と私
「だよね?でもさ、廉からもらったって事は廉は私達の席知ってるんでしょ~?」
「えっ…それは分かんないけど…」
でも、
ここからもRetの3人の姿はよく見える。
白石廉に会ったのは初めてじゃないのに、
何だか、Retの廉に初めて会ったみたいな感覚…。
これって、何でだろう?
そしてコンサートは進んで行き、次の曲が終わった後MCに入り、拓海が笑顔で客席に手を振る。
「みんな~会いたかったよ~!」
「キャーー!!」
拓海の呼びかけに、廉と江真も続く。
「えっ?それなら俺もだよ?」
「もちろん、俺もっ」
「キャーー!!」
すると、廉が手を挙げ話しだした。
「そうだ、俺ちょっと聞いてみたい事あるんだよね?」