アイドル君と私
「なっ……何これ?」
えっ…?
ドッキリか…何か?
咲はもう一度メールを読む。
「“今から…そこに白石廉が行くから”…?」
えっ…!?
“そこに”って、
もしかして“ここ”!?
わ…私の部屋!?
勢いよく咲はベッドから起き上がる。
何で、白石廉がここに!?
ちょ…ちょっと待って?
冷静に、冷静に考えよう!
まず、望が言ってきたって事は、
廉くんがお店に来たってこと…?
えっ…?
どうして…??
あれかな?
コンサートの後、お礼とか何も言ってないから…とか?
怒って…?
それとも…心配して?
けど…廉くんは私のアパートは知ってるけど、部屋番号までは私言ってない。
もしかして…?
望っ!?