アイドル君と私
毎月15日?
あれから、2週間後。
少し日にちも経って、私の白石廉に対する思考回路も徐々に大人しくなってきていた。
今日も通常通りに仕事をする。
「星野さん、レジ代わるから雑誌コーナー行って来ていいよ」
「はい、分かりました、お願いしますっ」
店長にそう言われ、私は雑誌コーナーに向かった。
今の所、私は雑誌コーナーの担当を先輩と二人で受け持ってる。
時間も遅くなってきて、私は商品整理に出た。
「すごい…この雑誌、もう数冊しか残ってない」
私はエンタメ雑誌を整理しながらそう思った。
その雑誌は表紙がRetで、内容もRet特集が組まれていた。
「やっぱり…スゴイ」
相変わらずのRetの人気に感心しながらも、私は隣の棚に移った。
その時、
「……あっ……」