アイドル君と私
「あの…話って?」
「鈴宮さん」
「はい?」
「それ…いつまで続けるんですか?」
笹原は廉が買った雑誌を指差した。
「えっ…!?」
廉は少し焦って顔が赤くなる。
「これは…」
「気づいてますよ?それって…半分“理由”ですよね?この店へ来る…」
「……っ!?」
「……違いますか?」
廉は少し視線をズラしながら答えた。
「……バレバレですね?あなたには…」
「君達2人はバレバレですよ?俺から見ると…」
「えっ…?“君達”?」
「…で?まだ続けるつもりですか?」
「……っ」
「店としてはありがたいですけどね?まぁ…でも、私がここにいるのは今日が最後ですけど…」
「えっ…?そう…ですか?」
「白・石さん…」