アイドル君と私
突然の
そして、笹原が移動して1ヶ月後。
職場で仕事中の咲は、新しく発行された雑誌を見ていた。
その雑誌はカメラ雑誌だった。
「この雑誌、いいかも…」
廉くん、気に入るかな…?
でも、廉くんはいつも買うの決まってるし…。
少し悩んだ末決心した咲は、その雑誌を手にとってレジにいる望の元へ向かった。
「望、後でこの雑誌私が買うからっ」
「えっ?…ってこれ、新しいカメラ雑誌じゃん、咲こんな趣味…」
と、言いかけて望は止まる。
「あっ…もしかして、これっ」
「えっ…?」
すると、望はニヤッとしながら咲を見た。
「これ、廉にあげるんでしょ―?」
「えっ!?」
…分かった?やっぱり…。