アイドル君と私
「あっ、ちょっとたんまっ」
「えっ…?」
すると、江真はドアの鍵を閉めた。
「これで邪魔者は来ないっ」
「江真っ…」
「お―やるぅ~江真っ」
「うるせーよ?で?何の話?」
「……うん」
廉は少し考えた後、ゆっくり口を開いた。
「俺……近々2人に謝らなきゃいけない事が出てくるかも…」
「はっ?」
拓海と江真は2人顔を見合わす。
「廉くん、それってどういうこと?」
「なんか沢山の人達に支えてもらってるRetが…変わってしまったら…って」
「え―?何だよそれ~分かんね―よっ、もっとハッキリ言ってよ―」
「そうだぞ廉っ、ちゃんと話せ?」
2人の言葉に、廉はもう一度うつむく。
そして顔を上げた。