アイドル君と私


そして、ある日のRetの楽屋。


廉、江真、拓海。
3人が思い思いに時間を過ごしてる中。


廉が、マネージャーにスケジュールについて確認していた。


「今の映画の撮影、終了予定何日だったっけ?」


「来月の15日だね」


「えっ…?15!?」


「あ―……うん?」



声を張った廉に、マネージャーも江真と拓海も驚いて顔を上げる。


マネージャーが廉に聞き返す。


「何か…あった?15日」


「あっ…いや、何でもっ」


「…そう?じゃあ、よろしくお願いします」


「うんっ…」



そしてマネージャーが楽屋を出ていくと、気になった事は質問せずにはいられない拓海が口を開いた。


「廉くん、何今の?」


「えっ…?何が?」


「何が?って…偉く15日に反応してたから~」



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