アイドル君と私
「それ、自分で買ったの?マネージャーに買ってきてもらったの?」
「えっ?いや…自分で、自分の目で良さそうな雑誌探したかったし」
廉の言葉に拓海と江真は顔を見合わせ、疑いの目で廉を見た。
「へぇ~~?」
「なっ…何だよっ」
「べっつに~?」
「なっ…おまえらなっ…」
廉がまだ反論しようとすると、スタッフが声をかけてきた。
「Retの皆さんスタンバイお願いしま~す」
「はーいっ」
意気揚々と先に2人が出ていくと、雑誌を片付け廉も楽屋を出ようとする。
「…ったくアイツら、言うだけ言いやがって」
独り言をぶつぶつ言いながら廉も楽屋を出る。
その後、スタジオに入りRet達は収録に入った。