アイドル君と私
「あっ…じゃあ、もう少し待ってても大丈夫?カバン持ってくから…」
『うんっ、大丈夫!待ってるね?』
「うん、じゃあ」
と、一旦電話を切ると、
咲は急いで服を軽く変えて、バックに荷物を入れた。
「よしっ…」
玄関を出て、外の廉の車を見つける。
ドキドキする胸を押さえながら、いつもの様に助手席に座る咲。
お互いを見て少し照れ合う2人。
「ゴメンね?突然…こんなことになって」
「……ううんっ」
「じゃあ、向かっても大丈夫?」
「あっ…はいっ」
そして車は廉の家へと発進した。