アイドル君と私
そして、8/15日。
映画の撮影が終わった廉が控え室にいると、マネージャーが声をかける。
「廉くん、お疲れ様」
「あっ、お疲れ~長かったぁ…」
「うん、そうだね~10時から打ち上げだってね?」
「…えっ!?」
「いや、何驚いてんの?今までもそうだったでしょ?」
「いや……あっ、じゃあ会場行く前にちょっと寄り道していい?」
「えっ?時間が…」
「大丈夫、すぐ…すぐ終わるからっ」
「…本当にすぐだよ?」
「うんっ」
マネージャーとそう交わすと、廉は急いで支度をし出した。