アイドル君と私


「アホッ“迷惑”じゃねーだろ?」


「…えっ?」


「そうだよ拓海っ、俺等は同じメンバーだろ?ずっとそうやってお互い支え合ってきたじゃん…」


「廉くん…」


「ほら、らしくねーこと言ってねーで、漫画読めっ」


「え~?こっちもう読んだよっ、江真の見せてよ~」


「ダメだ、俺がまだ読んでねぇ~」


「何だよそれ~」


そんなやり取りをしている2人を、廉が微笑ましく見る。


そして、その後拓海の母親が駆けつけ、2人は病室を出ることに。


マネージャーの少し後ろを歩く2人は、自然と話しだした。


「とりあえず…良かったな?」


「うん、ホントに…電話あった時はビックリしたなぁ」


「ホントだな?でも、デビュー同時にも一度あったな?」



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