アイドル君と私
「ムキになって、本当は分かってるくせに~」
「はぁ~!?だからなにが?」
「だから~廉くんって本当は甘えんぼなんでしょ?」
「……はぁ~!?」
「あ~っぽいっぽい」
「何でそうなるんだよっ、誰もそんな事言ってないだろ~?」
「言わなくても、俺等はだいたい想像出来るよ~ねっ?江真っ」
「あ~だなっ」
「いーよっ!想像しなくてっ」
廉は照れながら全力で否定する。
すると、そこへ廉のマネージャーが入ってきた。
「廉くん、そろそろ時間っ」
「あっ、は―い」
「僕下で車回してきますっ」
「オッケー、すぐ行くよっ」
そう言って廉は帰りの支度をする。