アイドル君と私


「ムキになって、本当は分かってるくせに~」


「はぁ~!?だからなにが?」


「だから~廉くんって本当は甘えんぼなんでしょ?」


「……はぁ~!?」


「あ~っぽいっぽい」


「何でそうなるんだよっ、誰もそんな事言ってないだろ~?」


「言わなくても、俺等はだいたい想像出来るよ~ねっ?江真っ」


「あ~だなっ」


「いーよっ!想像しなくてっ」


廉は照れながら全力で否定する。


すると、そこへ廉のマネージャーが入ってきた。


「廉くん、そろそろ時間っ」


「あっ、は―い」


「僕下で車回してきますっ」


「オッケー、すぐ行くよっ」


そう言って廉は帰りの支度をする。



< 422 / 545 >

この作品をシェア

pagetop