アイドル君と私
廉がメールを送った時間。
休みで家にいた咲が携帯音に気づき、中を開いた。
「…白石廉からだ…」
メールの内容を読むと、
「…何だ、雑誌の事か…」
ん…?
何ガッカリしてるの私!?
当たり前じゃん。
その為のメールのやり取りなんだから。
思い直して私は返信を打った。
《分かりました。
仕事頑張って下さいね。》
そして携帯を置く。
「はぁ―…何してんだろ?私…」
とその時。
ピンポーン♪
呼び鈴が鳴り私はインターホンを見る。
「…望っ?」
訪ねてきたのは望だった。
望は手にピザとアルコールを持っていた。