アイドル君と私
「えっ…!?」
…マジで!?
すると望は、黒のリモコンをテレビ画面の前に持って行き、画面の中のRet一人一人の服の位置にあて始めた。
その動作にビックリして、私は飲み物を詰まらせる。
「ゴホッ…ゴホッ!なっ…何してんの!?」
「だって、イメージが…」
「あのね―…」
「ダメだ、何か足りないなぁ~」
「えっ…?」
すると今度は、望の黒の携帯も取り出しRet3人の頭に当てた。
「バッ…バカ!何してんの!?」
「この方が、イメージつくもんっ」
「…もうやめようよ―」
当てても分かんないと思うけど、
でも望をあなどっちゃいけない…。
ピザに手を伸ばしかけて、私は止まった。
その時。
「あっ…!!」
「えっ…!?」
望の声にビックリして、テレビを見ると、