アイドル君と私
2人にイジられる廉に、客席からも笑いの声が出でくる。
「ちょっと、待てよ~何だよ俺だけ言ってないみたいな雰囲気~」
「だって、なぁ~?」
まだからかうような視線を送る2人に、廉は仕方なく…。
「分かった、分かったよ~はい、すいません!覚えてますっ」
「おーーっ」
「どんな子だった?」
廉は少し照れた顔をしていて…そんな廉を見て、咲もドキドキしていた。
そして、廉がボソッと口を開く。
「……タレ目な子」
「へぇ~?タレ目ねぇ~?」
「廉くんは甘い顔が好きなんだねぇ~」
「うるせっ、もういーから行くよ?トーク長いよっ」
「ゲストに怒られるね~」
「それでは、本日のゲストの方はこちらの方です!」
廉の声と共に、Retはゲストを迎える。