三回目のデート


「ですからっ、結構ですってっ……」


 また腕を抜いて、その場を離れた。

 映見の方を見る。相変わらず本に集中している。

 それにジワジワ近づいていく、チャラい二人組。

 ヤバイ。このままだと映見がっ……。

 と、また足を止められる。

 今度は両腕を掴まれた。

 左右を交互に見ると、また違う女性が二人。同世代ぐらいだ。


 もう……何なんだよーっ!

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