三回目のデート


「あの、ホントに結構ですっ!もうすぐ来ますので!」


 早く行ってほしいのに!

 気がどんどん焦ってくる……。


「やべ。困った顔もマジカワイイ」

「いいじゃん。どうせさぁ、大した男じゃないんだろう?」

「なっ!そんなっ……」


 ひどいっ!会ったこともないクセに!

 先輩は大した男性だし!勝手なことばかり言わないでっ!


「じゃ、行くとしますか~」


 ゾクッとした。腕を掴んで連れて行こうとする!


「っ、やだっ!離してっ……」


(先輩っ……助けてっ!)


 強く助けを求めた。

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