三回目のデート


 それを、そっと抜き取ると……


「……………………」


 目にした瞬間……絶句した。

 それは……小さな正方形の袋に、中身が丸くくっきりと浮き出ている物……。


(こっ、これはっ!……)


 悪魔・一輝からの贈り物だ……間違いない。映見がこんなこと、100パーするわけないし。


 しかし、何でだ?……何で一輝君は……コレを映見の髪に入れたんだ?


 頭の中で、木魚をポクポクと叩きながら考えて……

 やがて、チーンと答えが出た。

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