三回目のデート


「映見、どこか行きたいところある?」

「へっ!?」


 あ、声が裏返っちゃった。


「ハハハッ!何変な声出してんの?」

「い、いえっ!何でもないです!アハ、アハハ……」


 せっかく先輩と楽しいデートをしてるのに!と、とにかく心を無にしなきゃ!


「えーと……あっ!じゃああそこのゲーセンに行きませんか?」


 目の前に見えてきた、大きなゲーセンを指差した。


「ゲーセンでいいの?」

「はい。実は……得意なのがあるんです」

「へぇ。そんなら行こうか!」

「はい!」


 良かった、ノってくれて。

 私が得意なゲーム……それは……

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