三回目のデート
*


「よっしゃ、一般道に降りれたー!」


 レインボーブリッジも無事に通り過ぎ、高速から一般道に降りることが出来たー!

 東京の一般道は複雑なはずなんだけど、高速の後だとかなり優しい道に思える。


「先輩、お疲れ様です。疲れたんじゃないですか?」


 映見が、俺の様子を見て気づかってくれた。


「アハハ、大丈夫。運転慣れてきたし、だんだんとリラックス出来るようになったから」


 と、余裕あるように見せた。

 映見には楽しんでもらいたいからな。不安にさせないようにしないと。


「……あ、先輩。どこかコンビニに寄りたいんですけど……いいですか?」


 映見が遠慮がちに言ってきた。


「コンビニ?いいよ。ちょうどあそこにあるけど……」

「はい、あそこでいいです」


 方向指示機を付けて、ゆっくりとコンビニの駐車場へと入った。

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