三回目のデート


「ありがとうございます。ちょっと待ってて下さい。すぐに済みますので」


 映見は車から出て、軽い駆け足でコンビニへと入っていった。


「はぁ~、疲れたぁ~」


 一人になると、思わず本音が漏れた。

 運転って、サッカーよりもだいぶ神経を使うなー。これからもちょくちょく運転して、車にも道にも慣れておこう。

 そしたら、二人で遠出も出来る。鎌倉とか、房総半島とか……

 いつか旅行にも行けたらな……って、それを考えるのはまだ早いっしょ!

 一人で照れ笑いをした。

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