三回目のデート


「……ねぇ。映見ちゃん」


 冬馬君が、遠慮がちに呼んだ。


「なぁに?」

「あのさぁ……」

「うん」

「もしさぁ……」

「……うん」


 冬馬君が少しモジモジしながら、何かを言おうとしている。

 何だろう?トイレかな?

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