三回目のデート
「いいから、とっとと行きやがれ!!クソ坊主!!」
「いやだ!!崇が行けよ!!」
「俺は、休憩するから行かねぇの!!」
と言いながら、私の隣にドカッと座った。
「じゃあ、オレもー♪」
と言いながら、冬馬君が私と崇の間に割り込んで座って来た。
「冬馬~、お前なぁ~……またゲンコツするぞっ!!」
崇が手をグーにすると、冬馬君は素早く逃げていった。
「じゃあね~、映見ちゃ~ん♪」
「アハハッ、行ってらっしゃーい!」
……はぁ。
まさか……小学四年生の男の子に告白されるとは思わなかったなぁー。
しかも、奪い取るって……ふふっ、初めて言われた。
ちょっとだけドキドキしちゃった。