三回目のデート


「おっ、いいじゃん♪似合ってんじゃんか、それ♪」


 一輝は、アゴでデート服を差してきた。


「……そう?」

「オレがお世辞を言う弟に見える?」

「……全然」

「だろ?ハハハッ!」

「あ、ありがとう……」


 弟に見せてもこんなに照れ臭いのに……

 私、ちゃんと後藤先輩に見せれるかな?

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