三回目のデート


「ん?髪、結わくの?」


 私が持ってるシュシュを見て訊いてきた。


「うん。アドバイスは、素直にいいなと思ったから……」

「ふぅ~ん、そう♪」

「なっ、何よ。そんなにニヤニヤして……」


 何か企んでる。そんな顔だ。

 私は警戒をした。

 すると予想どおり、私に近づいて肩をガシッと組んできた。

< 94 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop