生まれ変わっても。【完結後編集中】





そのまま時は過ぎ、私は高校に上がった。
友達とは案の定別れ、県内トップクラスの高校に進んだ。



「遠藤〜」


「何?」


「遠藤ってなんかエンドウ豆みたいだからさあ、下の名前で呼んでいい?」


「はあ?」


「つーことで、小夜。よろしく!」



高校に上がって、隣の席になった男子。



教室に入って、私が席に着くな否や速攻で話しかけてきた。




机の上にある担任からの入学を祝福するメッセージの紙を見るに、三上翔というらしい。


地毛なのか、
染めたのか、
よく分からない茶髪と眩しい笑顔。



一瞬で悟った。






この人が、私の恋に落ちるべき男性だと。




< 11 / 67 >

この作品をシェア

pagetop