生まれ変わっても。【完結後編集中】
そのまま時は過ぎ、私は高校に上がった。
友達とは案の定別れ、県内トップクラスの高校に進んだ。
「遠藤〜」
「何?」
「遠藤ってなんかエンドウ豆みたいだからさあ、下の名前で呼んでいい?」
「はあ?」
「つーことで、小夜。よろしく!」
高校に上がって、隣の席になった男子。
教室に入って、私が席に着くな否や速攻で話しかけてきた。
机の上にある担任からの入学を祝福するメッセージの紙を見るに、三上翔というらしい。
地毛なのか、
染めたのか、
よく分からない茶髪と眩しい笑顔。
一瞬で悟った。
この人が、私の恋に落ちるべき男性だと。