生まれ変わっても。【完結後編集中】
「10時前。何か今日早いじゃん」
「そーか?そんなことよりも小夜が行きたい所ってどこ?」
「遊園地」
「意外と…」
「子供っぽくてごめんね」
「何で分かったの!?言いたい事!
エスパーかっ!?」
嗚呼、どうしよう。
もう好きで好きでたまらない。
この後絶望の谷に突き落とされたとしても構わない。
そう、無意識に思ってしまうくらいに愛おしい。
前回も、前々回も、ずっとそうだった。
幸せという蝶々は、
するりと私の手をかわして飛んで行ってしまうのだ。