生まれ変わっても。【完結後編集中】





「観覧車にでも乗るか」


「そうだね」



ゴンドラに乗り込み、
お互い向き合いながら黙り込む。




先程まであんなに騒いでいたのに、
翔の顔は何処か強張っていて、
射し込む夕陽のせいか、頰が赤く染まっている。




そして約10分の沈黙を破ったのは翔。
ゴンドラは既に頂上目前だった。



「…あ、のさ。小夜」


「なに?」





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